Archive for 3月, 2011

virtualenvへの以降に伴う変更

KanonをCentOS5へ対応するのを機にPythonライブラリのインストールディレクトリを識別する方法として、~/.pydistutil.cfgを利用する方法から、virtualenvを利用する方法へ変更になりました。これに伴い、以前Kanonをインストールしたマシンに最新版をインストールする場合、~/.pydistutil.cfgファイルを削除する必要があります。また、プラグインなどを自分で追加でインストールする際には、

# source /opt/kanon/bin/activate

を実行する必要があります。ご注意ください。

Kanon Naiagara/AllegroでCentOS5対応

ウォータフォール向けのKanon Naiaragaとアジャイル向けのAllegroでCentOS5対応を行いました。これで、CentOS5でも利用できるようになりました。CentOS5対応を行うに辺りtanacasinoさんのご協力を頂きました(というより、tanacasinoさんがメインで対応して頂いたのですが)。

ホスティングサービスなどで利用する場合、CentOS5しか利用できない場合があったり、CentOS6はまだリリースされていないし、リリースされてもメジャーバージョンアップしたばかりで不安だという方は、是非CentOS5でお試しください。

Naiagara/Allegroのインストール方法については、こちらをご覧ください。

TracLightning 3.1.0beta1(beta2)リリース

TracLightning3.1.0β1をリリースしました(幾つか不具合を修正したβ2も既にリリース済みです)。3.1のリリースへ向けた機能確認とテストという位置づけですので、運用にはまだ適しませんが、みなさんにお試し頂き不具合などがあればフィードバックを頂ければと思います。主な変更点は次の通りです。

Jenkinsの画面

  • インストール速度の向上(by jun66j5)
    従来のインスール時にビルドする方式からプレビルド方式に変更になり、ビルド済みのeggをインストールするようになりました。これに伴い、インストール速度が向上しています。
  • Jenkins対応の向上(by akihirox,okamototk)

    HudsonがJenkinsへ変更になったのに伴い、Jenkinsの最新版を含めるようにしました。また、サンプルプロジェクトのサンプルもカバレッジや静的解析結果を表示するように変更し、Jenkinsがどのようなものか試したい人のためのサンプルとしても使えるようにしました。
  • Maven3.0.3の採用
    Mavenを最新の3.0.xにバージョンアップしました。Maven2.x系とは互換性が若干ない部分があるのでご注意ください。

その他、上記以外にも細かいbugfixをしています。その他の対応予定については、チケット一覧をご覧ください。また、対応予定以外のチケットに関しても対応や機能追加などのコントリビューションもお待ちしています。

TracでGitを利用する

最近、Redmineを利用している人にRedmineを利用する理由を聞くと、意外とGitが使えるからという理由で使っている方が多いようです。あまり知られていませんが、Tracでも実はGitを利用することができます。ここでは、KanonでのGitサポートを例としてTracでGitを使う方法をご紹介します。

TracでGitを利用したい方のご参考になればと思います。

Apacheの設定

まず、Webでリポジトリを公開するための設定をApacheの設定ファイルに記述します。

Alias /git /var/opt/kanon/git
<Location /git>
        Options Indexes
        DAV on
        AuthType Digest
        AuthName kanon
        AuthUserFile /etc/opt/kanon/kanon_users.htdigest
        Require valid-user
</Location>

GitのリポジトリをApacheで公開するときは、WebDAVを利用するように設定しておくだけでokです。上記の設定で/var/opt/kanon/gitディレクトリの下に作成したGitリポジトリが公開されます。

Gitリポジトリの作成

サーバ上で公開するGitリポジトリを作成するには、下記のようにします。

# git init --bare /var/opt/kanon/git/GitProject
# git --git-dir=/var/opt/kanon/git/GitProject update-server-info
# chown apache.apache -R /var/opt/kanon/GitProject

リポジトリ作成時に–bareをつけるのと、update-server-infoでサーバ用のファイルを作成するのがポイントです。pushを許可する場合は、ファイルの所有者をApacheにするのを忘れないようにしましょう。

Tracのリポジトリブラウザの設定

次は、Tracのリポジトリブラウザの設定を行ってみましょう。リポジトリブラウザの設定を行えば、TracからGitのリポジトリを参照できるようになります。

まず、TracのGitプラグインをインストールします。ルートユーザで次のコマンドを実行してください。

# easy_install https://github.com/hvr/trac-git-plugin/zipball/v0.12.0.5

trac.iniには次の設定を追加します。コンポーネントを有効化し、リポジトリの設定を行います。

[components]
...
tracext.git.* = enabled
...

[trac]
...
repository_dir = /var/opt/kanon/git/GitProject
repository_sync_per_request = (default)
repository_type = git
...

これで、TracのリポジトリブラウザでGitのリポジトリを見ることができるようになりました。

おわりに

MercurialやBazaarに比べると、GitはただWebDAVでリポジトリを公開するだけでよいので設定はシンプルです。ただし、コミットフックが使えなどの若干の制限があります。コミットフックを利用して本格的な運用を行う場合は、SSH経由でのアクセスにした方が良いようです。

Bazaarクイックリファレンスの和訳公開

 BazaarはUbuntuやMySQLの開発で利用されているGit、Mercurialに続く分散バージョン管理システムです。初心者でも使いやすく設計しているという特徴があります。詳細は、Bazaarでござ~る。猿でもできる分散バージョン管理“超”入門をご覧ください。

Bazaarのクイックリファレンス(1枚紙で基本的な使い方が網羅されているリファレンス)がBazaarプロジェクトで公開されていますが、英語版しか ないので、日本語訳してみました。コマンドラインによる使い方が一通り網羅されているので、はじめてBazaarを使ってみよう!!という方は手元においておくと非常に便利だと思います。

 PDFは、Bazaarクイックリファレンスからダウンロードできます。上記のファイルを生成したSVGファイルはBazaarドキュメントの日本語化を行っているbzr-doc-jaプロジェクトへコントリビュートしたいと思っています。(コントリビュートして公開しようと思っていましたが、諸般の事情によりまだできていませんが…)。少しでもBazaarの普及に貢献できれば幸いです。

 なお、Kanon Naiagara/Allegroを利用すると簡単にBazaarの環境を構築できます。面倒なApacheによるリポジトリ公開やチケットと連携するコミットフックの設定を自動で設定してくれます。Bazaarのご利用を検討の際は、よろしければKanonをお試しください。